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合唱団の成り立ち

 「ふるさと山形の街かどに若い歌声を響かせたい……」

小学校の音楽教師仲間のそんな思いが重なり合って、霞城の森合唱団は、2001年に産声を上げました。

 初めに母体となったのは山形十小、山形二中三中OBOGでしたが、広く市内小中高校からメンバーが集まり、年齢や学校の枠を超えた本格的な混声合唱団となっていきました。

 コンセプトは、

“歌を通して優しさと元気を分かち合えるハーモニーを響かせよう”

 時期は山形駅西の再開発と重なり、若い歌声が街の活性化につながることを願って、駅や公民館、中心街の広場で、そして完成したばかりの霞城セントラルで「若い芽のコンサート」を開き、発信をスタートさせました。

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今日に至るまで

 団員の成長につれて、進学や就職等で山形を離れることも多くなりましたが、新たに入団する後輩たちも少しずつ出始めました。一方で高校を卒業し、一度離れた山形にUターンする人や、社会人となり改めてまたこの合唱団でまた歌いたいと戻る人も増えてきました。

 創設5周年を迎えた2006年には、文翔館議場ホールで記念コンサートを開催。その後、東日本大震災のあった2011年からは団員の保護者たちも一緒に参加するようになり、家族ぐるみでの参加や、結婚して親子で再び参加する人、定年退職して人生の第二ステージにと希望する人と、幅広い年齢層によるファミリー合唱団へとリニューアルし、世代を超えた「霞城の森」ならではの歌声を発信し続けています。

 現在は、小中高校生、大学生、社会人、主婦、退職者など職業もさまざまで、全国的にも珍しい年齢幅の広い混声アマチュア合唱団となっており、

「世代を超えて紡ぐ心のハーモニーを届けよう」をテーマに、団員同士、声を合わせ心を合わせ、手話や身体表現も取り入れて、それぞれの良さを生かしながら自信と誇りを持って伸びやかに活動を行なっています。

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活動の履歴

 霞城の森合唱団では、2001年の誕生以来、毎年「霞城の森X’masコンサート」を開催しています。このコンサートでは、これまで、市内の小学校の子どもたちや大学生、小学校の音楽の先生たち、女声合唱団の皆さん等に賛助出演していただいたりしながら、共に演奏を楽しんできました。また、歌で社会の役にたちたいと募金活動も欠かさず行い、その収益金は日本赤十字社やユニセフ、東日本大震災、山新愛の事業団に寄贈してきました。

 また、2019年までは、「宇野誠一郎音楽会」(「ひょっこりひょうたん島」の主題歌などを残した作曲家を偲び、2019年まで毎年シベールアリーナで行なわれてきたコンサート)に、ほぼレギュラーとして出演。他にも、病院や福祉作業所でのボランテイアコンサートの開催、公民館文化祭や、街かどコンサート、童謡の日コンサートにも出演してきました。

 さらに、「加藤登紀子のさくらんぼの日コンサート」には3度の出演、また、2014年「吉永小百合チャリテイー朗読会」への賛助出演、故日野原重明氏の新老人の会での演奏。2018年には東根のまなびあテラスでのコンサートにも出演。昨年は「被爆ピアノ平和コンサート」でオープニングを飾る機会を頂き、合唱が生み出す感動を深く追い求める姿勢を持って活動を広げています。

 そして、コロナ禍の中、2021年(令和3)11月14日(日)には、東ソーアリーナにおいて「20周年記念コンサート~ふるさとに思いをよせて~」を開催。たくさんの人に足を運んでいただき、私たちのハーモニーをお聴きいただきました。

​ さらにコロナ禍が続く中、2022年(令和4)からは、新たな体制に生まれ変わり、練習の仕方も模索を続けながら、2023年秋には4年ぶりに霞城公民館まつりに参加。12月16日には2年ぶりになるクリスマスコンサートを開催しました。

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団のレパートリー

​ レパートリーとしては、童謡唱歌、歌い継ぎたい日本の歌、「ジブリ歌曲集」、「COSMOS」「翼をください」などの青春合唱曲、「ふるさと」「花は咲く」「群青」などの復興支援ソングクリスマスソング卒業ソングNHKコンクール課題曲など多岐にわたり、フルートやヴァイオリン、トランペットなどの楽器の演奏も入れて、小さいお子さんからご高齢の方まで楽しめる演奏を展開しています。

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